プログラミングノート

一からものを作ることが好きなエンジニアの開発ブログです。

Best Album ver3.0をリリースしました

Best Albumをご利用中のみなさまお待たせしました、先日、メジャーバージョンアップとなるver3.0をリリースしました。


2月くらいから機能を入れたり外したり、プロ版を作るかどうするかなどなど、色々とプロトタイプを重ねてきましたが、結局、お求めやすい価格で圧倒的なクオリティを、という現状の路線で進めることに決め、やっとリリースすることができました。


今回はメジャーバージョンアップですが、大きなUI変更はありません。今までご要望頂いていた機能や、標準の写真アプリで利用されている必要不可欠と思われる機能を追加しました。また、Aviaryから良いタイミングでパートナーとしての採用を提案して頂けたため、高解像度での画像編集にも対応できました。


以下詳細な変更内容です。

写真編集に対応


Aviary製の高機能エディタを利用して、回転、切り抜き、エフェクトなど様々な編集項目を利用できます。実際のサイズ、大(1600px)、中(1024px)、小(512px)の4サイズから選択して加工できますので、Picasaにあるオリジナルを変更したい場合は「実際のサイズ」を、メールで送りたい場合には「小のサイズ」を、という風に使い分けが可能です。また、上書き保存か、新しい写真として保存を選択できるようになっています。

アルバムカバーの変更に対応


アルバムのカバーをアプリから自由に変更できるようになりました。PicasaからAPIが提供されていないため実装をためらっていたのですが、iCloudでの端末間同期だけでも意外と実用的だったので採用しました。この方法だと例えば家族や親子間でアカウントを共有していたとしても、それぞれが好きな写真をカバーに設定する、ということができます。

iPad Retinaディスプレイに対応


iPad Retinaのみ2048pxの表示サイズを利用できるようになりました。サムネイルなども専用サイズで綺麗に表示されます。こちらもAPIでは該当サイズが提供されていないため、オリジナルサイズをダウンロード後にリサイズすることで対応しました。ということでスペックの高い新iPad以外ではご利用いただけません。

AirPlayに対応


静止画、動画のAirPlayに対応しました。


AirPlayは半年とか1年くらい前から継続的な要望としてあったのですが、静止画に関するAPIAppleが提供されていないため保留していました。ただ、最近AirPlay対応アプリも増えてきたので色々調べてみると、AirPlay対象機器に直接リクエストを投げれば解決できると分かったのでこれで実現できました。(参考サイト: UIImages over AirPlay


家にはTVもAppleTVも無かったため、AirPlayerで開発/デバッグし、実機検証は@harupongさんに手伝って頂けました。ありがとうございます!

AirPrintに対応


こちらはFlickPics, iフォトアルバムで先行実装していたものを持ってきました。AirPrintも一度使うと手放せなくなる感じで便利です。開発時にはFingerPrintというアプリを利用しています。

ツイート, メッセージに対応


標準の写真アプリにある共有オプションを持ってきました。一通りそろったので、あとはFacebook連携を組み込む予定です。

ダウンロードサイズの設定を削除


以前はメール送信や保存を行う際、予め設定されているサイズを利用していたのですが、編集やメッセージなどサイズに関わる項目が大幅に増えたことで、いちいち切り替えるのが煩わしい感じになってしまいました。そこで今回からその都度サイズを指定するように変更しました。

編集系の機能をOFFにできる設定を追加


Best Albumは小さな子供からお年寄りまで、家族で楽しめるアプリです。ちょっと人に見せてあげるということも多いでしょう。ただ、その場合にも数タップでアルバムを丸ごと消してしまえるので気を抜けない感じでした。もっと気楽に楽しんでもらえるよう、編集系の項目を設定一つで全てOFFにできる機能を搭載しました。これで誰に渡しても心配ありません。




その他細かい改善をいくつか行っています。


さらに便利になったBest Album、今後もパワーアップして行きますので、まだ試したことが無い方もぜひご利用頂ければと思います。


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